2013年01月29日

MY FIRST HONOLULU MARATHON

 去年の12月9日、ホノルルマラソンを走りました。目標タイムは4時間以内でしたが、実際はなんと5時間45分。なんでこんなことになってしまたったか、当日を振り返ってみようと思います。

 まず12月11日から沖縄に演奏旅行に行く予定があったりと、スケジュール的に、ハワイの滞在が12月7日~9日という結構タイトなスケジュールでした。つまり、9日にマラソンを走って、その日の夕方の飛行機に乗らなければなりませんでした。まあ僕は東京マラソンを2回走っていて、2回目のタイムは3時間51分だったので、まあ暑さを考慮に入れても4時間半くらいだろうと思っていました。

 7日の昼にハワイに着いて、ホテルに行き、マラソンの会場へ行ってナンバーカードを受け取ったりなんやかんやして、早めの夕飯をホテル近辺のアウトバックで食べました。アメリカにきたらやっぱりステーキです。本当にアメリカのステーキは美味しい。あの食べごたえのある赤身肉、脂身がほとんどないので胃にもたれる感じがしません(日本の霜降り肉なんて、2口で飽きちゃいます)。ステーキと、マッシュポテトと、バドワイザー。ああ思い出すだけで幸せです。僕は前世はアメリカ人だったんじゃないかな。そんな感じで楽しく1日目を終えました。

 2日目。早起きをして、近所のカフェでオムレツを食べてコーヒーを飲んでから、翌日のマラソンのゴール地点まで散歩をしてみました。ついでにゴール地点の近くにあるホノルルズーへ行って動物を眺めたり。もうマラソンの練習は充分した自信があったので、あとはゆっくりするだけです。スタートは翌日朝5時(!)なので、その日は夜8時過ぎには寝る予定でした(深夜3時には起きて朝ごはんを食べようと思っていました)。夕飯に、近所にあるこぢんまりとしたイタリアンでパスタを食べて、翌日の朝食用にスパムおにぎりやカロリーメイトなどを買って、準備は万端、のはずでした。次回へ続く。

 と言いたくなるくらい、その後に劇的な変化が訪れます。シャワーも浴びて、さあベッドに入ったそのときです。なんだか熱っぽい。なんだか気持ち悪い。なんだかお腹が痛い。おいおい、そりゃーないよ、と思いながら、寝て起きたら元気になるだろうと無理矢理寝ることにしました、が、すぐに目が覚めてトイレで吐いてしまいました。そして完全に熱があり、下痢もしてしまいました。ほんとに去年の中で一番体調が悪いんじゃないかという状態が、まさかのホノルルマラソンのスタート数時間前に訪れたのです。あまりの急激さだったので、今では食あたりか何かだったのではと思っていますが、そのときはそれどころではありません。とりあえず、走れるのか?という疑問が頭をよぎります。それが東京の大会だったら間違いなく欠席していたと思います。でも、それはホノルルマラソンで、わざわざこのために2泊4日という強行スケジュールでハワイまで来ているのですから、さすがに出るだけは出ようと思いました。途中で無理だと思ったら棄権しよう。下痢止めに解熱剤を飲んでとりあえず横になっていましたが、やはりトイレには30分に一回は行っていたでしょうか、そんなこんなで朝になってしまいました。

 3日目。朝4時。スタート地点までは歩いて15分ほどだったので、遅くても4時半にはホテルを出たいところです。幸いにも薬が効いてくれたようで、症状は落ち着いていました。なんとか走れそうだな、と思いました。ホテルを出発すると、大勢の人がスタート地点に向かって歩いています。さすがにちょっとずつテンションが上がってきました。これは行けるかも、と思いました。

 スタート。と同時に花火があがります。みんなのテンションもMAX。去年は3万人程参加したようです。走り始めて、結構調子がよくて、これはひょっとしたらひょっとするかも、なんて思っていました。もちろん朝5時は真っ暗ですが、ダイヤモンドヘッドにさしかかった辺りで、薄明るくなってきました。そのときの景色は本当に綺麗だった。あの景色をみるために毎年走りたいと思う。
 さて、調子もよく20キロ地点くらいまで約2時間で走っていたと思います。ここまではかなり順調でした。そして、次回へ続く。

 とまた書きたくなるような展開がこのあとに。足がつりました。初めは左足。急にピキ!とふくらはぎがつったのです。思わず立ち止まって足をマッサージして、おそるおそる走ってみると、今度は右足がつりました。おいおい、そりゃーないよと思いながら、立ち止まってはマッサージをして、走ってはすぐまたつって。このあとはゴールまでずーっとこの繰り返しでした。ほんとに泣きそうになりましたね。今までの練習はなんだったのかとか、いろいろ考えて。多分、嘔吐と下痢で脱水症状になっていたんだと思います。それに加えてハワイの気温。朝こそ涼しかったものの、日が出たらなんだかんだで30℃近くはあったのではないでしょうか。全ての給水所で水とゲータレードを飲みましたが(計20杯くらい)、一度もトイレに行きたくならなかったほどです。あとは、食べ物をほとんど吐いてしまったことからくるエネルギー不足、などなど。

 とにかくその後の約4時間、本当に辛かった。でも棄権しようとはあまり考えませんでした。とりあえず前に進んでみようと。あと辛さの一つに、ハワイの雄大な、そして単調な景色があると思います。東京マラソンは、新宿に始まり、皇居、浅草、銀座、お台場と景色がめまぐるしく変わっていったのに比べて、ホノルルマラソンは、海、山、高速道路。景色があまり変わらないんです。道もすごい広いし、ずっと遠くまで見えてしまっているので、進んでいる感じがしない。気分的には、東京マラソンの倍くらい走っているような気さえしました。

 まあとは言っても、体調が万全だったらもう少しは、というか、かなり、楽に走れたのでは、と思うので、また今年も行く理由が出来たような気がしています。死ぬ程辛かったけど、また走りたいと思う。どうやら僕はMなのかも知れません。

 ゴールして、満身創痍でホテルに戻って、幸いチェックアウトの時間を遅らせてもらうことが出来て、約1時間眠れました。そして空港へ。足はフラフラです。でも面白いことに、空港には明らかにホノルルマラソンを走ったであろう日本人がたくさんいるのです。大体の人が完走記念Tシャツを着ているのでわかるのですが、そうでなくても、みんな明らかに歩き方が変なんです。自分もそうですが、ひょこひょこした、ペンギンみたいな歩き方をしているんです。あの光景は面白かった。みんな強行スケジュールで頑張るんですね。

 今年はリベンジしたいです。
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2013年01月27日

Cherish The Day

 昨日からなんだか気分が落ちています。まあそんなこともありますよね。いつも何も考えてなさそうな楽観主義の僕にでも、そういうときはあります。誰かのせいで気分が落ちるのなら八つ当たりのしようもありますが、もしそれが自分の行動が原因だとしたら、因果応報だと思うしかないですね。
 
 そんな気分のまま、昨日は僕の大好きなアーティスト、ロバート・グラスパーのライブを観てきました。もう5回くらい彼のライブは観ていますが、相変わらず、死ぬほどかっこよかった。そして、ゲストで登場したレイラ・ハサウェイ。父のダニー・ハサウェイによく似た、空気を含んだような、柔らかくて力強い歌声も素晴らしかったのですが、その声を発する前から、ステージ上に立っているだけで、その佇まいがかっこよすぎて涙が出そうになりました。どういう生き方をしたらあの貫禄は身に付くのか。そして彼女が歌ったのが、これもまた僕の大好きな曲でSadeのCherish The Dayでした。

Cherish The Day

 そう、僕はやっぱり、その日その日を大事にする生き方しか出来ない。未来のことはあまり考えられない。過去のことは少し考える。彼女の歌うCherish The Dayを聴いて、なんだか救われたような気がしました(どちらかというと暗い歌だとは思うんですけど)。
 そのとき、ん?救われた?と思ったんです。僕は根っからの無神論者で、宗教とも無縁な人間だと思っています。以前NYのハーレムで教会に行ったとき、祈り歌いながら、目の前で失神していく人達を目の当たりにして、感動や驚きを超越して、畏怖を感じたことを覚えています。おそらく僕にはこんなに何かにすがることはないだろうと。

 でも、自分の考え方を改めて思い直してみると、因果応報や救いなど、どこか宗教的な要素を感じます。もし何か自分の特別な存在、常に身近にいて自分を見守っている存在か神なのだとしたら、音楽が僕にとっての神様なのかも知れない。ミューズやアポロンのような「音楽の神様」ではなくて、音楽そのものが神様の方がいいな。
 というわけで神様、今日のライブよろしくお願いします。
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2013年01月23日

恥ずかしい話。2

 先日ライブハウスの楽屋でメンバーと話していて、どういう流れかは忘れましたが、それぞれの恥ずかしかった話をしようということになりました。楽屋での話というのは結構印象に残っていることが多いように思うのですが、それは多分メンバー同士、本番前の適度な緊張からくる高揚感みたいなもので会話がはずむからかも知れません。

 僕についての恥ずかしい話といえば、まあ本当にいろいろとあるのですが、以前書いたものだと「Aちん事件」がまず思いつきますね。これは、5、6年前でしょうか、レコーディングに向かっていて、数ある建物の中からA棟を探していたのですが、僕はその頃「棟」という字を「ちん」と読んでいて、警備員のおじさんに「すみません、Aちんはどこですか?」と聞いてしまったということです。もちろんおじさんの反応は微妙な「?」という感じだったのですが、僕は若干遅刻して急いでいたので、「だからAちんですよAちん!」と語尾をを強くしてしまったのです。数時間後に間違いを指摘されたときは本当に恥ずかしかった。未だに思い出しては笑ってしまいます。おじさん本当にすみませんでした。

 さて、2年前ハワイで、Zippy'sというファストフード店に行ったときのことです。レジのおばちゃんに注文をして(確かミックスプレートランチとペプシだったと思います)。あ、そういえば去年はホノルルマラソン走ったんですよ。そのことについてはまた今度書きます。で、はい何ドル何セントです、と言われると同時に紙コップを目の前にポンと置かれたんです。で、そのとき、反射的に僕はお金をその紙コップの中に入れたんです。なんというか、タイミングがタイミングだったもので。まずお札を入れたら、おばちゃんは笑顔でそのお札を受け取りました。次に小銭をその紙コップにじゃらじゃらと入れたらまた笑いながらそのお金を受け取りました。そして紙コップはそのままに、番号札を受け取って席に着きました。それであとで番号で呼ばれて食事を取りに行ったら、トレーの上にランチプレートと、空の紙コップが乗っていたんです。ああドリンクはセルフサービスなのかと、横にあるドリンクバーでペプシを入れて、何事もなく席に戻ったのです。そして食べているときにふと、さっきお金を入れたのはドリンクバー用の紙コップだったのか!とようやく気付いたのです。今になって考えると何で始めに気付かなかったのか不思議でなりませんが、とにかくそのときは気付かなかったんです。それから本当に一人で笑いをこらえながら、多分小刻みに震えていたと思いますが、全部食べきるのに本当に苦労しました。あのおばちゃんは結構びっくりしたろうなと。いやー恥ずかしかった。
 
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2013年01月21日

共感しよう。そうしよう。

 何年か前に、「INTO THE WILD」という映画を観ました。前途有望な若者が、恵まれた環境、お金、家族などを全部捨てて、アラスカの荒野へ一人旅をしに行く、という実話です。親の期待に応えることに嫌気がさしていた彼は、初めは「人生は人間関係だけじゃない」と、一人で気の赴くままに旅をします。そして彼が死体となって2年後に発見されるまでの彼の精神的変化を描いたような作品なのですが、荒野で衰弱していき死に直面した彼が最後あることに気付くシーンがあります。それは、
「人は共感しなければ生きていけない」
「幸福というのは、人と分かち合ったときに初めて訪れる」
というものです。言葉だけ聞くとよくある言葉かもしれませんが、それまでの映画の流れで彼の口からその言葉を聞くと、心を打たれるものがありました。

 いい音楽を聴くときも、ごはんを食べるときも、たまには一人でも楽しいかもしれないけど、やっぱり人と分かち合うと喜びも倍増しますよね。先に一人を味わうとなおさらかも知れません。綺麗な夜景を一人でみているとたまらなく切ない気持ちになりますが、これをあの人と見たいなとか、ここに一緒に来たいなとか、そういう気持ちだけでもいいのかもしれない。
 ただ共感は共感でも、マイナスの共感というのもあると思います。それは人の悪口や、人のマナーの悪さに対して発言して、共感を得るというものです。まあこういうものは一番言いやすいものなのかも知れません。人のことを悪くいうときは、自分が少し偉くなったような気がするものだと思うし、欠点を探すのは簡単ですから。そういう発言はなるべくしないように気をつけているつもりです。
 
 以前僕がNYのライブハウスをはしごしているのを、ミクシィ(だったかな)にアップしたところ、一人友達が「I envy you!!」と書いてきたのをよく覚えています。そのときなんだかすごい気持ちよかった。羨ましいと思う気持ちは、嫉妬の意味合いもあって、素直に言えなかった時期もあったのですが、羨ましいと言われて嫌な気持ちになることはないんだなとそのとき思ったんです。それからは結構「いいなー」という気持ちを素直に出すようにしています。だって嫉妬されるのって気持ちいいし、嫉妬している人に対しても素直に「いいでしょー」と言えばお互いなんだかすっきりしますよね、きっと。これはプラスの共感。
 
 だから一緒に美味しいお酒を飲んだり、音楽を聴いたり、ランニングをしたり、たくさんのことをしよう。ときには意見が食い違って共感出来ないときもあるかもしれないけど、その違いがハーモニーになる、ということで、次の曲は井上陽水&玉置浩二で「夏の終わりのハーモニー」。このバージョンが好きなんです。前にもアップしたかも。季節外れですけど。

 

 
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2013年01月20日

ファミリー・アフェア

 急にあの映画が観たいとか、あの本が読みたいとか思うときがよくあります。それは多分、例えば血糖値が足りてないときに甘いものが食べたくなったりするように、その本なり映画なりに、今自分にとって必要な要素が何かしらあるのではないでしょうか。

 先日ふと読みたくなったのが、村上春樹のファミリー・アフェアという短編です。この話は折に触れて読みたくなるのですが、ひとつ好きな台詞があって、結婚を間近に控えて少し精神的に不安定になっている妹に対して、プレイボーイの兄が言うのですが、それは、ー「良い面だけを見て、良いことだけを考えるようにするんだ。そうすれば何も怖くない。悪いことがおきたら、その時点で考えるようにすればいいんだ」ーというものです。

 この台詞が結構気に入っていて(もちろん前後の流れも含めて面白いのですが)、確かにそうだなと思うんです。ともすると楽観的に過ぎるように思われるかも知れませんが、なんというか、宇宙の歴史に比べると人生はあまりにも短いし、世界の広さに比べると自分の行動できる範囲はあまりにも狭いし、一生に出会う人もほんの一握りですよね。その限定された世界の中で、悪いことに目を向けてしまっては、はっきりいって「もったいない」と思うんです。どうせ生きてれば悪いことも起こるし、それはそのとき考えよう。これは僕の行動原理になっているような気さえします。

 この本を読んだからなのか、もともとそうやって生きていたかはよく覚えていませんが、もともと僕の中にあったそういう要素が共鳴したことは確かですね。

 もうちょっと下らない感じで書きたいんですけど、まだ感覚がうまくつかめないな。でもとりあえず書くのは楽しい。スライのファミリー・アフェアでも聴こうかな。ビール飲もう。
posted by Toshi at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月19日

変わらないもの。

 約1年以上も放置していたブログですが、今になって急に書いてみたくなりました。人の気持ちというのは本当にいい加減なものです。人の気持ちと言うか僕の気持ちですよね、いい加減なのは。
 ご存知の方もいるように、僕には特に書きたい内容がある訳ではなくて、ただPCに向かってカタカタと音を立てていると気持ちが落ち着いてくるのです。それこそこのブログなんてきっと今は誰も読んでいないでしょうから、しばらくの間は完全に独り言になるでしょうね。人が読み出したらまた考えよう。

 友達のブログを読んだのをきっかけに、それこそ本当に1年以上ぶりに自分の日記を読み返してみたのですが、まあ考えてることが変わっていなくてびっくりしました。昨日も飲みながらこの話してたな、みたいな。思考が止まっているんでしょうかね。いいことなのか悪いことなのかは今は判断しかねますが、とりあえずブレていないということで良しとしよう。
 僕はどちらかというと、本も映画も、数をたくさんというよりは、好きなものを繰り返し読んだり観たりする方が好きで、きっとそうしているから、自分にとっての好きな部分がどんどん濃くなっているような気がします。前にも書いたのですが、自分が何が好きなのか、というのは、実際にやってみないとわからないと思っていて、例えば美術館に行くと、この絵いいな、と思ったときに、そうか僕はこういう絵が好きなんだな、ふーん、となる訳です。そうやって世界を広げながら自分が何に興味があるのかを探しながら生きてきて、今34歳(!)になったのですが、ちょうど今くらいで、なんとなく自分の核みたいなものが確立されてきたのかなと思います。ようやく自分のことがわかりかけてきたところで、これからはもっとそれを深く、濃くしていく時期なのかな、という感じですね。ちょっとかっこいい風に書いてますけど、結局わかったのは僕はやっぱり音楽が好きでビールが好きだっていうことくらいなんですけど。
posted by Toshi at 16:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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